おはようございます、西原です。 いよいよ「勇気づけ」プラクティカム9月コースの始まりです。皆さんとご一緒に学ぶことができますことを心から嬉しく思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。 さて、アドラー心理学の「勇気づけ」を学ぶわけですが、まず、最初の2週間は、「アルフレッド・アドラーとアドラー心理学の歴史」とアドラー心理学の根幹をなす「共同体感覚」について学びたいと思います。
個人心理学のアルフレッド・アドラーは, 精神分析学のジークムント・フロイトおよび分析心理学のカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した三大巨頭の1人といわれています。

アドラーは, 自分の心理学について「個人心理学」(Individual Psychology)と呼びました。
個人心理学の「個人(individual)」という言葉は,
「分割(divide)できないもの」ラテン語ではindividuum, すなわち, in(=not)+L.dividuus (=devisible 分けられる)+al(の性質)=分割できない存在である, という意味です。
アドラーは, 人間を理性と感情, 意識と無意識, 身体と心というふうに二元論的なとらえることをせず, 「分割できない全体としての人間を考察する心理学」ととらえていました。 アドラーは, 自分の心理学の対象を「人間一般」ととらえるのではなく, 目の前の生身の血の通った「この人」ととらえ, 人間を極力いろいろなタイプで分類することはせず, 他の誰にも代えることができない個人の独自性(uniqueness)に強い関心を持ちました。
アドラーは次のように語っています。
「人間を理解するのは容易ではない。個人心理学は, おそらくすべての心理学の中で, 学び実践することがもっとも困難である。」(『人生の意味の心理学』第4章 早期回想「パーソナリティへの鍵」) ここで皆さんに一つ質問です。アドラー自ら語っているアドラー心理学は「すべての心理学の中で, 学び実践することがもっとも困難である」という言葉はどういう意味でしょうか?どうして「もっとも困難」なのでしょうか? このフィードに皆さんのご意見を投稿してください。 皆さんの積極的な投稿をお待ちしています。
対人関係の悩みこそ、一番難しい問題ですよね。